歳を重ねると痩せにくくなるのはナゼ?
知っておきたいダイエットの基本
30代を過ぎてから「前と食べているものは変わらないのになんだか太った気がする」「少し食事に気を使ったり運動を多めにしても痩せない」という切実な問題を抱えている方も多いと思います。
そこで本コラムでは、歳を重ねると痩せにくくなる理由と対策をご紹介します!
基礎代謝の低下
歳を重ねると痩せにくくなる理由、それは基礎代謝の低下。
基礎代謝が低下すると今までと同じライフスタイルでも消費カロリーが減ってしまいます。その状態で今までと同じ食事量を摂ると、摂取カロリーが消費カロリーが上回り太ってしまう…というわけなんです。
基礎代謝が低下する理由はさまざまですが、筋肉量が減る、老化で細胞が生まれるサイクルが遅くなる、肉体を維持するエネルギー以外が不要になるから…などと言われています。
なんと女性の場合、基礎代謝のピークは15歳!それ以降は徐々に低下していってしまうんです…。
褐色脂肪細胞が減る
基礎代謝の低下以外にも、加齢で痩せにくくなる理由が「褐色脂肪細胞が減るから」。
脂肪細胞には、
・白色脂肪細胞(脂肪を貯める機能を持つ)
・褐色脂肪細胞(脂肪燃焼の機能を持つ、白色脂肪細胞を小さくする)
の2タイプがあります。
痩せるには褐色脂肪細胞の存在が重要なのですが、なんとこれは年齢とともに徐々に減少していってしまうんです。
基礎代謝の低下、褐色脂肪細胞の減少が加齢で痩せにくくなる大きな理由と言えるでしょう。
基礎代謝を上げる・褐色脂肪細胞を増やすには
歳を重ねた時のダイエットには、基礎代謝を上げることと褐色脂肪細胞を増やすことが重要です。
基礎代謝を上げるには、
ポイント
- 筋トレ・ストレッチ
- 有酸素運動
- 水分を多めに取る
- 体が温まる食べ物を摂る(生姜や人参、かぼちゃなど)
- 腸内環境を整える
などが効果的。
そして褐色脂肪細胞を増やすには、
ポイント
- 温かいお湯と水を交互に浴びて寒冷刺激を与える
- 肩甲骨ストレッチをする
- 褐色脂肪細胞の活性化が報告されている食品を摂る(茶カテキン、唐辛子、キムチ、にんにく、生姜など)
などが効果的と言われています。
基礎代謝を上げて褐色脂肪細胞を増やし、ダイエットに役立てましょう!